top of page

第50回 全国肢体不自由児者父母の会連合会 全国大会


全肢連

■第50回全国肢体不自由児者父母の会連合会全国大会 ■第52回近畿肢体不自由児者福祉大会 京都大会

平成29年9月8日(金) 情報交換会 リーガロイヤルホテル京都

平成29年9月9日(土) 大会 京都テルサ

【大会テーマ】

「住み慣れた地域で、共生社会の実現!ー誰もが排除されることのない全員参加型の社会へ」 【基調講演】 「障害のある人の(母)親を対象としたアンケート報告」 「障害のある人の母親という経験」 講師 : 上野千鶴子 先生

    認定NPO法人 ウイメンズアクションネットワーク理事長

    東京大学名誉教授 

「京都市身体障害児者の父母の会連合会」の方々が、「上野千鶴子 先生」という「障害問題」には決して通じていない方に依頼された勇気・覚悟を感じました。例年「障害児・者」にフォーカスしているものを今年は「女性(母)」にフォーカスされた点がユニーク。女性(母)=弱者、当事者主権....このあたりは個人的にも勉強したいと思った次第。

近畿圏父母の会会員アンケート。その数約500名分。集めた努力と自由記述を丁寧に分かり易く解析された16名のボランティアの方々。

相当な推測と根気がないとできない作業ではなかったかと思います。 その500通あまりのアンケートの分析・解析から母親像を割り出す。 その数字から見える母親像、父母の会の将来像...が実に面白かった。 例えば 70代 パイオニア時代~行政との交渉や運動による制度の改革を闘って獲得してきた世代 60代 制度拡充世代~障害のある人の権利を獲得してきた世代 50代 制度整備期時代~障害のある人の画期的な制度の整備と障害者の権利獲得世代 40代 障害のある人、家族は福祉サービスの利用者、消費者となった世代 福祉のことを全く知らない先生が、分析により、ここまでシンプルに表現しているのに驚嘆。 先生は 社会学、家庭社会学、家長制度学、女性論、ジェンダー学...そういう視点から切り込む。 テンポも速く、毒舌だし、淡々としている先生の饒舌。とにかく、3時間半の話しがすごく興味深く、自分の思考回路では出てこないものの見方、発想、切り口なので聴き逃すまいと凄いパワーで聞き込んで疲れた。(笑) ※ こっそり録音したので興味のある方は連絡を。 普段は3日目の午前が、軽めの基調講演で、閉会式となるのだが、今日はこれにて閉会。​

弁当

昼食はこんな感じ。

京都らしく上品で美味しい。そして...

何と八つ橋(写真/右上)が入っていた。

全肢連資料

スポンサーのコカコーラさんのバッグデザインが毎年、楽しみである。 今年のはなかなか愛らしい。

(※ 写真データがPCバージョン不具合で表示されず...)

・厚生労働省 社会・援護局 傷害保健福祉部 障害福祉課 障害児 発達障害者支援室 室長 / 上井正純氏 ・文部科学省 初等中等教育局 特別支援教育課 特別支援教育調査官 / 分藤賢之氏

お二方から中央情勢報告。施作の動向。

簡潔に言うと.....

「実態調査をし..... 対応可能性を検討することと以前から通知...」

全体の印象として、結構施作が進んでる !

と思うのだけど、自分の身の回りで進んだ感をあまり感じない。

それは教育委員会や行政の広報活動に問題があるのか?

単に親の勉強不足か?

もしくは父母の会上役判断で情報が止められてるってことなのか??

今回、個人的に面白かったのは2点。

・全肢連 / 清水会長も「医ケアの問題解決ただ一点」と、言われる程に的を絞った攻撃(主催者挨拶)

・上野千鶴子 先生「.....通知ではなく、行政指導すりゃーいいんだよね。」※ 拍手喝采

「父母の会」と言う組織が何のためにあるのか ?

約900名が全国から集まり、日頃の課題を整理し、共有し、発表する。

行政も父母も勉強することで前進していく.....

なるほど「行政指導か.....」となると、言うべき相手は国会議員なのか ?

と、色々と妄想しながらも大変勉強になりました。

今回、色々と企画を思い付いたので改めてご報告致します。

​カテゴリ
​アーカイブ
bottom of page