特別支援の進路の話
誰も教えてくれない
特別支援の進路の話
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【講師プロフィール】山内康彦 氏 専門は特別支援教育と体育。教員を20年務めた後、教育委員会で教育課長補佐となり、就学指導委員会と放課後子ども教室等を担当。その後、岐阜大学大学院で学び、修了後 小中高・特別支援学校の専門職修士となる。 学校心理士やガイダンスカウンセラーの資格も取得。自身も子どもの頃、多動性の障がいがありながら、親の愛情や良い先生とのご縁、仲間に支えられて教員になれたことへの恩返しに「すべての子どもたちが、共に学び共に育つ社会の実現」を目指し、障がい児成長支援協会を設立。現在は協会長として、講演会活動や障がい児施設の指導を積極的に行っている。 教育現場で数多くの子どもたちと関わってきた経験から話される講演は、全国各地で好評を得ている。
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【文部科学省の発表】
・ 6.5% 発達障害等の特別な支援を必要とする児童生徒数
・ 10.0% ボーダーと言われるような違和感を感じる子供まで含める
・ 5.0% 特別支援知識保有教職員
内訳 3.0% 特別支援学校への配属
内訳 2.0% 普通校への配属
上記数値から、
特別支援知識保有教職員は、普通校100名に2名(=50名に一人)しかいない。
小中学校は平均的に 20~30名程度の教員で構成されているので、
支援の知識がある先生が一人も存在しないという学校も多い。
大切なことは、早期から適切な療育を継続的に行い、二次障害を防ぐことです。
しかし、私が県内A市で約7千人を対象にした調査の結果、診断名がある子はわずか1%にしかすぎませんでした。現実には、適切な療育が行われないまま生活をして、二次障害が起きてから専門機関に相談をしたり、医療機関を受診したりするケースがほとんどなのです。 更に、保護者の皆様が我が子の障がいを受け入れても次のような問題点があります。 1.専門性のある教員や指導員の不足 2.学校や各種関連機関の連携不足
以上、山内先生の講演内容ごく一部抜粋
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様々な学びのある講演でしたが、一言で語るには誤解を招く可能性もあり.....
数値データ(客観的事実)をまとめました。
阪神地区でも講演依頼を検討したいと思っております。
皆様のご意見を賜れば幸いです。
当日のレジメをアップしておきます。